JICCの開示請求のやり方 スマホと郵送の手順・費用・日数

信用情報 11min

JICCの開示請求とは 自分の信用情報を本人が確認する手続き

JICCの開示請求は、JICCに登録されている自分の信用情報を、本人が手数料を払って確認する手続きです。2026年10月時点で、申し込みはスマホアプリか郵送で受け付けています。

JICCで確認できるのは消費者金融・クレジット会社などの情報

開示結果で確認できるのは、ローンやクレジットの契約内容と返済状況です。対象は、JICCに加盟している消費者金融会社、クレジット会社、金融機関などとの契約です。JICCが独自に集めた「本人申告コメント」も確認できます。

ただし、登録期間が過ぎた情報は表示されません。また、JICCの開示結果には、ほかの信用情報機関(CICやKSC)の情報は含まれません。

開示請求をしても審査に影響したり、会社に知られたりすることはない

JICCは、本人が開示を申し込んだ事実を加盟会員が知ることはないと案内しています。加盟している会社に知られない以上、開示を申し込んだこと自体が審査の材料になることはありません。

不安を抱えたまま次の申し込みをする前に、いまの登録内容を確かめておくと判断しやすくなります。

JICCの開示請求はスマホアプリか郵送の2通り

JICCの開示請求は、スマホアプリと郵送の2つの方法から選びます。以前は東京と大阪に来社窓口がありましたが、2024年10月31日でサービスを終了しました。

2つの方法の違いは次のとおりです(2026年10月時点)。

項目スマホアプリ郵送
手数料700円(税込)2,177円(税込)※速達は2,511円
支払い方法クレジットカード、キャリア決済(携帯電話料金と合算)コンビニで「郵送開示利用券」を購入
本人確認マイナンバーカードを読み取る本人確認書類2点を同封する
結果が届くまで1〜3日程度(土日祝・年末年始を除く)書類の到着から7〜10日程度
受け取り方アプリでダウンロード(PDFで保存可)本人限定受取郵便で届く

※上記は通常時の目安です。JICCは2026年10月8日、申し込みの集中により開示書の発送などに通常より時間がかかっていると発表しています。申し込み前に公式サイトの最新のお知らせも確認してください。

スマホアプリで申し込む手順(手数料700円)

スマホアプリでの申し込みは、費用が安く結果も早く届きます。手続きの流れは次のとおりです。

・JICCのスマホアプリをインストールし、メールアドレスを登録する

・マイナンバーカードをスマホで読み取り、署名用電子証明書のパスワード(6〜16桁の英大文字と数字)を入力する

・手数料700円(税込)をクレジットカードかキャリア決済(携帯電話料金と一緒に払う方法)で支払う

・「ダウンロード可能」の通知メールが届いたら、アプリで開示結果をダウンロードする

結果を開くときは、登録したメールアドレスに届く確認パスワードを入力します。iPhoneから申し込む場合、キャリア決済は使えず、クレジットカードでの支払いになります。

手続き中はJICCから自動でメールが届くため、迷惑メール対策で受信を拒否していないか、事前に設定を確認しておきましょう。アプリは毎日使えますが、深夜の一部の時間帯と毎月のメンテナンス時間は利用できません。対応しているスマホのOSも決まっているので、申し込み前にJICCの案内ページで確認しておくと安心です。

郵送で申し込む手順(手数料2,177円)

郵送での申し込みは、マイナンバーカードやクレジットカードがなくても手続きできる方法です。用意するものは次の3つです。

・信用情報開示申込書:JICCのWebサイトのフォームで作成し、QRコード付きのPDFを印刷する。プリンターがなければコンビニのマルチコピー機で取り寄せられる

・本人確認書類2点:A群(住民票の写しなど、現住所が載っていて発行から3ヶ月以内の原本)1点と、B群(運転免許証や健康保険の資格確認書などのコピー)1点

・郵送開示利用券:セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップのマルチコピー機またはLoppiで購入する。2,177円(税込)、速達は2,511円

3点をそろえて、JICCの開示窓口宛に郵送します。手数料の支払いに定額小為替は使えません。利用券は購入後の返金ができず、登録情報がなかった場合も返金されない点に注意しましょう。

マイナンバーカードをB群として使う場合は、表面だけをコピーします。本籍地や個人番号などは塗りつぶしてから送ります。送った本人確認書類は返却されません。

マイナンバーカードがない場合やアプリで決済できない場合は郵送を選ぶ

スマホアプリでの申し込みにはマイナンバーカードと支払い手段が必要です。Androidでは携帯キャリア決済を利用できるため、クレジットカードがなくても申し込める場合があります。一方、iPhoneではキャリア決済が利用できません。マイナンバーカードがない場合や、アプリで利用できる支払い手段がない場合は、郵送を選びましょう。

郵送なら、本人確認は住民票の写しなどと運転免許証などのコピーで済み、手数料もコンビニで現金で払えます。結果が届くまでの日数は長くなりますが、手続きできる人の範囲は広い方法です。

開示請求でつまずきやすいポイント

開示請求は手順どおりに進めれば難しくありませんが、途中で止まりやすい場面がいくつかあります。申し込む前に確認しておきましょう。

マイナンバーカードの署名用パスワードを忘れたとき

署名用パスワードがわからない場合は、住民票のある市区町村の窓口で初期化の申請をします。

利用者証明用パスワード(4桁の数字)がわかる場合は、スマホアプリとコンビニのマルチコピー機を使って初期化できる場合もあります。手順は公的個人認証サービスのポータルサイトで確認できます。どちらも難しいときは、郵送での申し込みに切り替える方法もあります。

郵送の結果は本人限定受取郵便で届く(住所の一致に注意)

郵送の開示結果は、A群の本人確認書類に書かれた現住所へ「本人限定受取郵便(特例型・転送不要)」で届きます。住民票の住所と実際に住んでいる場所が違うと、郵便局によっては受け取れない場合があります。

届いた通知は、郵便局の保管期間内に受け取りましょう。保管期間を過ぎてしまった場合は、JICCに問い合わせて再送の手続きをします。

スマホの結果は30日以内にダウンロードする

スマホアプリで申し込んだ場合、開示結果は通知の日から30日以内にダウンロードする必要があります。期限を過ぎると、手数料を払って最初から申し込み直すことになります。

ダウンロードした結果はPDFでスマホに保存できます。機種変更やアプリの削除に備えて、保存したファイルの場所を確認しておくと安心です。

JICCの開示結果の見方 延滞や債務整理の記録はどこを見るか

開示結果は「信用情報記録開示書」という書面で、スマホでも郵送でも、申し込み内容が同じなら中身もレイアウトも変わりません。まず確認したいのは、延滞や債務整理などの記録があるかどうかです。

「異動参考情報等」欄で延滞・債務整理の有無と発生日を確認する

延滞や債務整理などの記録は「異動参考情報」と呼ばれます。いわゆる「ブラックリストに載る」と言われる状態は、この異動参考情報が登録されていることを指す場合が多い言葉です。

異動参考情報があるかどうかは、各債権情報の「異動参考情報等」欄で確認します。項目のうしろの括弧内に書かれた日付が、その情報が発生した日です。概要欄には発生日が表示されないので、債権ごとの欄を見るようにしましょう。

各項目の詳しい意味は、JICCのWebサイトにある「信用情報記録開示書」の項目説明書で確認できます。

情報が登録される期間の目安

JICCに登録される主な情報と期間は次のとおりです(2019年10月1日以降の契約の場合)。

情報の種類主な内容登録期間
契約内容契約した会社、契約日、契約金額など契約継続中および契約終了後5年以内
返済状況入金日、残高、完済日、延滞など契約継続中および契約終了後5年以内
取引事実債務整理、強制解約、破産申立など契約継続中および契約終了後5年以内
申込みに関する情報申込日、申込商品の種類など照会日から6ヶ月以内

通常は契約終了から5年間登録されます。「以内」とあるのは、加盟会社の退会などで5年より早く削除される場合があるためです。2019年9月30日以前の契約は数え方が異なるので、JICCの案内ページで確認してください。

心当たりのない記録があったときの対処

心当たりのない記録や事実と違う内容があった場合は、まず情報を登録した会社(登録元の会員会社)に調査を依頼します。登録内容が事実と違っていれば、その会社が訂正します。

登録元への問い合わせで解決せず、誤った情報が登録されている可能性が高い場合は、開示日から2ヶ月以内であれば、JICCを通じて登録元の会員会社に調査を依頼できます。JICCのサポートダイヤル(0570-055-955、平日10:00〜16:00)に相談しましょう。

携帯料金の未払いと端末の分割払いは記録先が異なる JICC・CIC・TCAの違い

スマホの契約で断られた経験がある方は、JICCだけを確認しても原因が見つからない場合があります。通話料や通信料だけの未払いは、原則としてJICCやCICなどの信用情報機関には登録されません。ただし、スマホ端末の分割払いを延滞した場合や、携帯料金を支払うクレジットカードの請求を延滞した場合は、信用情報機関に延滞情報が登録されることがあります。

スマホ端末の分割払いはCICやJICCの登録状況を確認する

CICは、クレジット会社や信販会社、消費者金融会社などに加え、携帯電話会社も加盟している信用情報機関です。スマホ端末を分割払いで購入した契約や支払い状況は、契約先の加盟状況に応じてCICやJICCに登録される場合があります。

「CICとJICCのどちらで開示すればよいか」は、契約している会社がどの機関に加盟しているかで変わります。どこに登録されているかわからないときは、両方に開示を申し込むと全体像をつかみやすくなります。ただし、開示結果だけで審査に通らなかった理由を特定できるわけではありません。

契約解除後の料金未払いはTCAの不払者情報として共有される

携帯電話会社では、契約解除後も利用料金の未払いがある利用者の情報を、電気通信事業者協会(TCA)の「不払者情報の交換」を通じて事業者間で共有しています。対象には、利用者から申し出て解約した場合も含まれます。新たな携帯電話契約の加入審査で使われる仕組みです。

情報交換の期間は契約解除後5年以内で、期間を過ぎると自動的に抹消されます。また、未払い料金を完済した場合は情報交換の対象外となります。ただし、完済した事実が他社に反映されるまで時間がかかる場合があります。この情報はJICCやCICへの開示請求では確認できません。確認したい場合は、以前契約していた携帯電話会社の相談窓口に申し出ます。

返済の負担が大きいときは弁護士・司法書士に相談する

延滞の記録が見つかり、返済の負担が大きい状態が続いている場合は、弁護士や司法書士に相談しましょう。債務整理をするかどうか、どの方法が合っているかは、収入や借入の状況によって変わります。

相談先に迷う場合は、法テラス(日本司法支援センター)に問い合わせると、問題に合った相談窓口を案内してもらえます。サポートダイヤルは0570-078374です。早めに相談することで選べる選択肢が残る場合があります。

携帯契約に困ったら即モバ

開示の結果を待つあいだも、借入先への問い合わせや専門家との相談では、連絡のつく電話番号が必要となるケースが多いです。最低限の連絡手段の確保はしておくべきでしょう。

即モバは、携帯電話会社で契約できなかった方でも申し込めるスマホ・SIMサービスです。Webから申し込み、初期費用を支払った後、株式会社セブン銀行の+Connect(プラスコネクト)「ATM窓口」または佐川急便の受取人確認サポートで本人確認ができます。申し込みの時点で電話番号を持っていない方も、案内ページに載っている専用番号で手続きを進められます。

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